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学科長 小山薫堂



僕は何かを企画する時、常に3つのことを自分自身に問いかけるようにしています。
その企画は新しいか?その企画は自分にとって楽しいか?その企画はだれを幸せにするのか?

相手の笑顔を創造しながら、バースデープレゼントを贈るような感覚で企画をたて、そして実行する。 こんなに幸せな仕事があることを、一人でも多くの若者に伝えたい・・・そういう想いから、東北芸術工科大学企画構想学科を立ち上げて5年。

僕たち教授陣は常に、学生たちに対して「生きた教材」を提供し続けてきました。 去年、僕は大きなリスクを伴う若者たちの挑戦に、賭けてみようと思う反面、隠しきれないほどの不安も感じていました。


しかし、学校に入った瞬間からワクワクしたことを今でも覚えています。
実際に昨年の月山青春音楽祭で、ライブを見たり、レコード教室に行ったり、学生が企画したいくつかの教室を回ったことで、本当に音楽は素敵だなと感じました。 最近はついつい何が売れるか、何がヒットするかという、売れる売れないでしか考えていなかったけれど、音楽って本当に人を優しくするんだな、人の心を豊かにするんだなという音楽の魅力を再発見するきっかけとなったのです。

もしも、家族でこの音楽祭に来てもらえたら…その絆も深まるし、音楽の豊かさを再発見することによって自分の人生がさらに楽しくなることは間違いありません。
山形の廃校を舞台にした、新しい音楽文化創造の物語… このプロジェクトの特等席に座ることは、どんな映像作品を見るよりも遥かに面白いと断言します。